柴岡秀和氏は、日本の近代文学を写真で再現するポートレイトで話題を呼びました。山口小夜子、筑紫哲也、戸川純、森下久美など、多彩で豪華なモデルを使い、萩原朔太郎、芥川龍之介、平塚らいてう、樋口一葉、夏目漱石、太宰治、島崎藤村、南方熊楠、永井荷風、中原中也、寺山修司などに扮した、趣のある写真集です。また「伊豆の踊り子」「悪魔の手毬唄」「卍」「痴人の愛」などの一シーンを再現するショットも満載です。「幻視」は後年市販版も発売されましたが、出品物はそれに先立つ私家本。500部限定初版第一刷。27×32センチの大判ハードカバー豪華布装、箱付き金押しという豪華な仕様で、市販版とは全く別物の仕上がりです。額装用「悪魔の手毬唄」18×26センチが付属しています。さらに出品物には撮影時のテストショットとして撮影された、貴重なポラロイド生写真２枚付き（22×28センチの大判）。うち１枚は裏面に柴岡氏のサイン付きです。加えて撮影時のオフショット紙焼きと、同ポジフィルム付き。個人で新本購入後、コレクションとして保管してきた品。家には喫煙者・ペットはいないため、清潔です。箱にわずかに折れ目が入っているのと額装用写真にやや経年を感じる以外、新品同様のミントコンディション。これを逃せば二度と入手は能と思われる品です。状態はいいと思いますが、写真にてご判断下さい。内容は以下です。●幻視柴岡秀和